「関西で集中治療を学ぶならここしかない。」そんな施設を目指し、ICU立ち上げからまもなく6年目を迎えます。様々な出身大学、バックグラウンドの多様な人材が集まり、ICU専従スタッフ19名に加え、麻酔科や救急科からのローテーター数名、非常勤スタッフ5名で完全closed型のICU病床12床の運営、COVID-19患者の集中治療を担っています。昨今、重症COVID-19肺炎治療など集中治療が脚光を浴びており、今後ますます集中治療のニーズは高まると考えられます。集中治療を学びたい方へ、当科の魅力を紹介させていただきます。
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【当院救急・集中治療センター 集中治療科の特徴】
・全科の重症患者を幅広く診療
奈良県北部の高度急性期医療の拠点病院で、救急外来や院内患者の重症化による緊急入室が半数を占めます。立ち上げ当初から循環器系に強く、心原性ショックの救命率やECMO症例の離脱率の高さが特徴の一つです。神経集中治療、呼吸管理の専門家を非常勤として招き治療の底上げを図っています。これまで同様に全科の重症患者への対応を行っており、当院に小児外科が新設されたことに伴い小児術後管理へも対応範囲を拡大しています。重症コロナ専用病棟(6床すべて陰圧個室)がICUの隣に併設されており、重症COVID-19肺炎、他疾患で集中治療を必要とするCOVID-19患者管理を全て当科スタッフで担っています。デバイス関連症例も多く、人工呼吸、ペースメーカー、IABP、ECMO、持続脳波モニタリング、ICPセンサー、CRRT等に加え、EIT、食道内圧測定、IMPELLA、サーモガード、TEG6s等を導入し様々なデバイス、検査機器を用いた管理を行なっています。ICU内死亡率、ICUを経由した患者の院内死亡率も全国平均を大きく下回り、高い治療成績を維持しています。部内の雰囲気、詳細はこちらのHPをご覧ください。
・指導体制が充実
集中治療専門医が9名在籍し、麻酔科、救急科、総合内科、心臓血管外科、循環器内科、外科、呼吸療法など各専門医を持つ多彩な指導医が揃っており、全ての領域において質の高いICU管理ができます。日々の診療における指導に加え、救急科と合同でのECMOシミュレーション、神経内科医師による脳波勉強会など、他科との連携も積極的に行っております。神経集中治療や呼吸管理の専門家を非常勤として招いており、定期的にレクチャー、実技指導が受けられます。また解剖生理学やエビデンスに基づいた深いディスカッションが尽きず、そこから広がる新たな発見や知見について、多施設ジャーナルクラブや各種学会での発表、論文執筆まで全てサポートできます。また日勤はもちろんのこと、夜勤帯にも指導医が必ずペアでいるため、安心して24時間研修ができます。
・働き方改革
日勤:8時〜17時15分 夜勤:16時30分〜翌朝9時 二交代制を基本とし、呼び出しはなくオンオフがはっきりしています。色々な事情による状況に応じた勤務形態の相談にも対応いたします。1年に2回 9日間程度の大型連休を取得可能です。その他、看護休暇、介護休暇、結婚休暇、育児休暇等あり、どんな方でも働きやすい職場です。
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【募集対象】
スタッフ:救急医若干名、集中治療医若干名(要相談)
フェロー:各専門医プログラム履修済み、6年目以上対象 ※希望により救急科と集中治療科のローテーションも可能
専攻医:3-5年目対象 ※専攻医は、救急科や内科など他院プログラムと連携も可能 ※救急プログラムの中で集中治療科専従の期間を設け、集中治療専門医も取得可能
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とても雰囲気がよく、専門科・背景を問わず、誰でもお越しいただける環境です。専攻医、フェロー、スタッフとして勤務してみませんか。ご興味がある方、ぜひメールでご連絡ください。ご連絡はこちら
奈良県総合医療センター 救急・集中治療センター 集中治療科
部長 中平敦士 osushi@me.com
センター長 安宅一晃 kazatagi@gmail.com
(いずれかor両方にご連絡ください)
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