集中治療の管理の中に、体温管理療法(TTM: Targeted Temperature Management)があります。
TTMには「低体温療法(Therapeutic Hypothermia)」と「平熱療法/常温療法(Anti-hyperthermia,Induced normothermia)」があり、どちらも高体温を回避することで脳障害の進行を防ぐことに加え、中枢神経の保護作用を期待する治療法です。
サーモガードシステムは、中心静脈カテーテルにバルーンがついており、冷却または加温された生理食塩水がそのカテーテルバルーン内を閉鎖ループで循環し血液と素早く熱交換を行い、体温をフィードバックしながら自動制御でコントロールしてくれる器械です。
また、心停止・心拍再開後だけでなく、頭部外傷/くも膜下出血・熱中症にも適応があり、より一層、正確で迅速な管理が可能となりました。
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