昨日は毎週火曜日に行っている多施設ジャーナルクラブwebカンファの日でした。
Vincentらによる世界26ヶ国で行われたSCARLET試験について、大阪市総合病院から発表していただきました。敗血症関連の凝固障害に対するリコンビナント・トロンボモジュリン(rhsTM)製剤とプラセボを比較した第Ⅲ相ランダム化比較試験で、Primary Efficacy Endpointは28日全死亡率で26.8% vs 29.4%で有意差なし、Primary Safety Endpointは重篤な有害事象・出血イベントで5.8% vs 4.0%で有意差なしという結果でした。トロンボモジュリン製剤の28日死亡率に対する有効性は示せませんでした。
Weak pointとして、投与開始までの時間制限の緩和というプロトコールの途中変更や、また投与開始前に約20%の患者で凝固障害が改善していたことなどが挙げられました。また後日JSEPTICホームページの方に資料を挙げさせていただきます。
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