当部もお手伝いさせていただいた本のご紹介です。 実臨床ですぐに使えると思いますので、お役立ていただけたら幸いです。 医師・薬剤師・看護師にお勧めです。
❶ICU頻用薬 使い方のリアル https://www.jmedj.co.jp/book/search/detail.php?id=2239
重症患者への薬の使い方を、シチュエーション別にわかりやすく解説したものです。薬を使いこなすのに必要なエビデンスだけでなく、『教科書や添付文書にはこう書いているけど,実際にはこんな感じで使うよ。こういう時はここに気をつけてね』というon the jobでしか伝えられないような臨床家の経験やコツに注力されて記載された実践本です。若手医師や中堅以降の先生方にも勉強になる本と思います。
❷「これ副作用?」と思ったときの3つの推論ステップ 副作用のみかた・考えかた 2 https://www.jiho.co.jp/Default.aspx?tabid=272&keyword=3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%A7%E6%8E%A8%E8%AB%96%E3%81%99%E3%82%8B%E5%89%AF%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%83%BB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%9F&pdid=54613&fbclid=IwAR1IXisszw4tTEe8XnCaNwuBY0GRwKdFmX9YheZkoCwqD_ngo3g3Vx0f3Ag
患者さんに何かの症状や検査異常値が生じた際に、その原因が薬剤と考えられるもっともらしさ、薬以外(疾患が原因)が原因と考えられるもっともらしさ、それぞれどこが臨床にあっていて、どこが違っているのかを徹底的に調べ、そして、総合的にどのように判断するかを、症例ベースに書かれています。思考過程などを学ぶにもとても面白く、薬剤師―医師間での実際のコミュニケーション上の失敗例なども参考に書かれているため、実臨床にもとても活きると思います。
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